秋刀魚の味

こういう時にどう言ったら良いのか、ずっと迷っていて。
それでもやはり書かずにはいられないのでブログに記します。

北海道胆振東部地震で亡くなられた方々、被災された方々、
そのご家族・ご友人にお見舞い申し上げます。
私も現在実家が震源に近い千歳市にあり、家族が被災しました。
北海道の親族・友人ともに無事が確認できましたが、
不運に遭われた方々のことを思うと明日は我が身、本当に胸が痛いです。

昨夜のこと。
ようやく電気が回復し、電話が繋がるようになった実家の母に連絡しました。
電気のことや電話回線が不安定なこともあり、こちらからの連絡を我慢していたので本当に嬉しかった。

「今日は夕飯に秋刀魚食べてるよ」

この一言に、張り詰めた気持ちが少しほどけてホロリと泣けました。
そして、ちょうど私も夕飯に秋刀魚を食べたところで、思わぬ偶然にニヤリ。
まだまだ日常とは言えないけれど、今夜はしっかり温かいご飯を食べられたんだなと思うと、じーんときたり。
昨日食べた秋刀魚の味は、きっと一生忘れないと思います。

ここ数日、ニュースで見る故郷の光景にずっと胸を痛めていて、
こういう時にどう言葉を発したら良いのかわからなかったけれど、
「ご家族大丈夫ですか?」とか「辛いと思うけどしっかりね」とか、
たくさんの温かい言葉に救われました。
連絡をくれた友人・関係者の皆さん、ありがとうございました。

また、音楽やラジオなど情報発信をする仕事をしていることもあり、
たくさんのコメントやメッセージをいただきました。
直接会ったことのない私の家族のために、心配をしてくれたり温かい言葉をかけてもらって、本当に感謝しています。ネットが復旧し、母も私のSNSを通じて見てくれたようで、お礼を言っておいてねとのことです。本当にありがとうございます。

停電の影響や余震の心配で、現地はまだ混乱していると思います。
小さなお子さんやご年配の方、病気や妊娠中の方、親元を離れた学生さん、自衛隊・医療関係など非常時こそお仕事をしなければいけない方、また旅行中で途方に暮れている方もいるかもしれません。どうか助け合いながら、不安な日々を乗り越え、すべての人に日常が戻りますように。本当は今すぐ飛んでいきたいけれど、ここはぐっと堪えて、まずは募金など大きな支援から始めたいと思います。
また西日本豪雨や大阪の地震、つい最近の台風など、今年は本当に災害の多い年でした。まだまだ助けを必要としている地域もあると思います。
引き続き支援していきたいです。

まずはお見舞いとお礼まで。




 

どうか1日でも早く、私の愛する美しい大地が本来の平穏を取り戻せますように。

 

寺岡歩美
POSTED : September 9th, 2018

ダ・ヴィンチとミケランジェロと、オオカミの遠吠え。

先日、丸の内にある三菱一号館美術館に行ってきました。レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロの展示。スケッチや習作を中心にして、ルネサンス初期の天才2人の軌跡を対比するものでした。油絵や壁画、彫刻…どんな大作もデッサンするところから始まる。ゼロから1にする作業、芸術の発芽を一挙に見ることができる、とても貴重な経験でした。


実は私、小さい頃は音楽よりも絵を描くことが好きで、と言っても本当に落書き程度のものだけれど。小学生の頃のお絵描き教室・陶芸教室に始まり、高校時代はちょっと油彩を習ったり。決して特に上手ではなかったけれど、とにかく何時間でも白い紙の前に座って一人でカリカリと何か描いていたものでした。

2人の天才のスケッチを見ながら思い出したのは、幼い頃夢中で絵を描いていたときの「世界と私だけ」みたいな時間。付き合いたての恋人たちのような濃密な時間。いうなれば私はそのとき世界と恋に落ちていたのかもしれません。例えばりんごを一つ描くとしたら、その形や色、背景との関係性から影に至るまで、まずはじっくり見るところから始まって、りんごは赤いと思っていたら実はそんなことなくて、黄色かったり緑の部分があったり、小さな斑点があったり。形も丸いと思っていたら、くぼみがあったり、ちょっと傾いていたり歪んでいたり。そんな小さな情報を一つひとつ白い紙の中に落とし込んでいって、自分だけのりんごをつくりあげていく。作ることと創ることは似ている。完成度はともかくとして、私はその絵にとっての小さな神様だったのかもしれません。誰かを愛することと同じような一生懸命さで。

良い絵を見て、久しぶりに絵を描きたくなった。
良い音楽を聞くと歌いたくなるのと同じように。

ちなみに、良い音楽を聞いて一緒に鼻歌を歌う時、私は自分がオオカミになった気持ちになります。誰かの遠吠えに呼応して、焦がれながら鳴くように。ワオーン!

 

sugar me
xxx

 
POSTED : September 1st, 2017

手ぶらの効用

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旅を経て、一番大変だったのは荷物の多さ。
元々荷物は多くない方だと思うけど、それでも着替えやら化粧道具やら、なんだかんだとスーツケースに詰めて、楽器も背負ってとなると、どうしても自分の動きは制限されるし、身体にも負担がかかる。いくら身軽に生きていきたいと願っても、どうしても生活に必要なものは付いて回る。

ここ数日はその反動か、手ぶらで出掛けたり、お散歩するのがお気に入り。普段は近所のコンビニに行くにもちょっとしたカバンを持って出かけるし、手に何も持たずに外を歩くということが不自然に感じる。手ぶらに慣れるまではちょっと不安に感じるけど、慣れてしまうととても快適!しっかりと歩くことに集中できるし、身体と対話している実感がある。私はいつも左の肩にカバンをかけるクセがあって、左の腕をしっかり振るのが苦手なようで、意識して動かしてみたり。普段どれほど自分が不自然な姿勢で生活しているのか、カバンを持たないだけでとてもはっきりと見えてくる。お散歩するときにオススメです。

ちなみに、手ぶら初心者の私は家の鍵と携帯電話、1000円くらいの現金をポケットに入れて出掛けます。外を楽しそうに駆け回る近所の子供のように、まったく何も持たないというのは大人になるとさすがに難しいみたいです。完全なる手ぶらへの道はまだまだ遠い。

sugar me
xxx
POSTED : June 13th, 2016

旅の終わりの雑記

ツアーが終わり、久しぶりにのんびりした時間が流れています。

1月レコ発に始まり、名古屋・大阪・福岡・長崎・仙台・札幌・徳島、
そして再び東京と、今までで一番長い旅だったんじゃないかな。
ツアーとは別に山口・大阪・金沢にも行くことができて、
気がつけばいつもトランクを引いて、知らない駅に立っていたような気がします。
どの土地にもそれぞれの風景があって、そこに住む人がいて、ストーリーがあって、
一つひとつ思い出を語り始めると朝になりそうなくらいです。

音楽を聴きに来てくれた人たちも、イベントに関わってくれた人たちもみんな温かくて、初めましての人も旅の終わりには古くからの仲間のように感じるような、素晴らしい出会いに恵まれました。どこに住んでいようと、同じような感覚を持ってこの時代に生きている。そういう人たちがいるという実感が、これからも音楽の背中を押してくれることでしょう。

ツアーファイナルは自分が音楽で作りたいものがそのまま空間になったような、少し高揚した感覚のライブでした。
その風景を少しおすそ分け。

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旅の終わりにふさわしい素敵な夜になりました。

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会場のレストランLife sonは、お店が始まって4周年。
私がsugar meとして活動を始めたのがだいたい4年前なので、ある意味同級生です。
4年間で少しは成長できたかな?
まだまだ学びたいことや、見たい風景、会いたい人がたくさんいます。
そんな期待やワクワクがさらに刺激された旅、
AROUND the CORNER LIVE tour 2016
初めから最後まで、本当に楽しい時間でした。

ありがとう。

次に旅に出るときは、またお会いできますように。

 

Photo by Chihiro Ishino

sugar me
xxx
POSTED : June 12th, 2016

HP 一時閉鎖のお知らせとFacebook始めました!

2015/11/4(WED)  『AROUND the CORNER 』いよいよ発売間近です。
リリースに合わせてHP をリニューアルします。
そのため一時的にHPが見られなくなりますが、
とっても素敵なデザインに生まれ変わりますので、しばしお待ち下さい。

また、新たにsugar me Facebookファンページを作成しました!
sugar me Facebook fan page
とっても今更ですが、色々便利そうなので始めてみましたよ。
アカウントお持ちの方は是非チェックしてみてください。

レーベル予約の方にはすでに製品が届いているみたいですね。
お店によってもそろそろ店頭に並ぶみたい。
このアルバムは私をどこに連れていってくれるだろうか。

角を曲がってのお楽しみ。

AROUND the CORNER

sugar me
xxx
POSTED : November 3rd, 2015

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